今女性の間でダイエットや美容に良いとしてヨガの人気が高まっています。またマタニティヨガも妊婦の方にブームになっています。
古代インドで発祥した修行法がヨガですが、時代を遥か遡っても、ヨガの方法は1つではありませんでした。ヨガといっても目的や方法が異なるとスタイルも異なります。
姿勢、瞑想によって精神統一を重要視するスタイル、また、呼吸法だけを重要視するスタイルなどがあります。
ヨガは、狭義では6派哲学の中のヨーガ学派が元来の始まりで、解脱、すなわち個体魂の神との合一を実現するための実践体系を指す、と言われています。
ヨガは世界各国の現代人の暮らしに入り込んでいることは、この日本でも例外ではありません。ここ数年でヨガを取り入れるスポーツクラブやジムも急激に増える傾向にあり、洞窟潜水などにヨガを取り入れているダイバーもいるくらいです。
ブームになっているヨガのスタイルは、正しい古代のヨガとは大きく異なり、ヨガと名前がついただけの単純なストレッチである事例も多くありますが、ヨガが現在の日本では盛大に行われるようになったことは現実です。
マタニティヨガに触れる前に、ヨガとはどんなものかを見ていきたいと思います。
まず、ヨガという言葉ですが、「馬にくびきをかける」と言う意味の動詞=「yuj」から派生した名詞で、語源的な意味からは、馬を御するように心身を制御する、ということを示唆している、と分析できます。
現代日本では「ヨガ」と発音されるのが普通ですが、ヨガはサンスクリット語ですので、サンスクリット語の本式な発音からすると「ヨーガ」が正しい発音になります。サンスクリット語では「O(オー)」の字は、常に長母音である、というルールがあります。
また、仏教においては元来のサンスクリット語を漢字で音写し、瑜伽(ゆが)と呼んだり、意訳を試みて「相応」と呼ぶこともありますが、近年増加傾向にあるヨガの教室などでは、こうした名称が教室の名前やお店の名前に使われることもたびたびあります。
心身の健康法としてのヨガも瑜伽に由来していますが、瑜伽の原義を漢字一文字で表すなら「結」で、結びついたり結びつけるという意味があります。
自己と感覚器官を結びつけることによって、あるいは結びつくことによって、精神を制御する精神集中法、または絶対者に自らを結びつけることによって、瞑想的合一をはかる目的で行われる修行の方法が瑜伽なのです。どんなスタイルのヨガでも、精神と身体の両方が登場してくるのが共通しています。
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